2008年2月27日水曜日

方言で街づくり のれんに続き「会話集」 中通り商店街 無料配布、接客への活用図る

 方言による街づくりを進めている酒田市の中通り商店街振興組合(佐藤英夫理事長、組合員71人)はこのほど、方言による会話をまとめた冊子「酒田方言 まちなか会話集」を発刊した。観光客らに無料で配布しコミュニケーションツールの一つとして役立ててもらうほか、市内の学校に置いて子供たちの情操教育の一助にしてもらう考え。

 同振興組合は2006年、経済産業省の「がんばる商店街77選」の1商店街に選ばれた。方言による街づくりは、▽消費者から気軽にきてもらえる環境づくり▽歴史文化の掘り起こしによる中心商店街の活性化▽地域独自の街づくり▽地域文化の次世代への継承―などを目的に同年からスタート。県や酒田市の助成を受けながら、これまでに「方言のれん」「方言ちょうちん」を製作、同商店街に飾り華麗に彩ってきた。

 今回の冊子は「これまで方言による単語集というものはあったが、会話集はなかった」(佐藤理事長)ことから、昨年6月に製作に着手。同振興組合方言による街づくり委員会(菅野信一委員長)のメンバーとともに、県立産業技術短期大学校庄内校国際経営学科の吉田勝紀准教授、東北公益文科大の半田結准教授らが協力した。

 このほど出来上がった冊子は、日常のあいさつ、接待・応対など実践的な内容になっており、「観光客との会話」「行き先をたずねられた時」「買い物客との会話」「あやまる時」など場面ごとに会話をまとめている。例えば、「行き先をたずねられた時」の会話としては、「そいだば、じょさね」「ここまっすぐいて、そんまめっさげ」「きーつけでの」など。「あえて注釈や訳を付けていないのが特徴。観光客と方言による会話を楽しんでほしい」(菅野委員長)という。

 持ち運びができるようA6判のポケットサイズ。巻末には「もっけだ」の使い方一覧や単語集を記載。1万部印刷し今後、同振興組合の各商店や同市の観光施設などで配布する。また、市内の各学校にも20冊ほどずつ配布することにしている。冊子に関する問い合わせは同振興組合=電0234(21)2601=へ。

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